研修プログラム

米づくり

【高柳の米づくりの現状】

高柳地域では、年金を受給しながら稲作を行う「高齢者農業」を中心に地域の田んぼを維持していましたが、年々耕作者が年齢を重ね徐々に田んぼの耕作面積が少なくなっています。中には機械や家等を譲っても良いから米づくりを誰かに任せたいという声も聞かれるほどです。

一方で、農的暮らしを求めてIターン・Uターンして稲作に取り組む20~40代の新たな担い手となる人たちも見られるようになり、米づくりに加え、小麦の栽培や農産加工などにもチャレンジしています。

【米づくり研修】

現役世代で且つ農業で生計を立てている農家で構成する「自立経営農業者会議」メンバー(プロの農家)の指導のもと、稲作を中心に農業知識・技術の習得と実践、刈り払い機や農業機械の扱い方・メンテナンス、農業経営の実態などを学ぶ研修を行います。

農村の暮らし

【集落で暮らす】

研修期間中は、高柳地域の空き家に滞在いただく予定です(家は事務局が準備し、家賃は研修生が支払い)。農村集落では集落内の草刈りを共同で行ったり、季節に応じて祭りなどの行事があります。集落の一員としてこのような集落の活動に積極的に参加いただきます。このような地域活動に一生懸命取り組むことで、地域の方たちからの信頼の獲得につながり、様々な協力を得やすくなります。

また、近所の方たちと仲良くなることで、野菜などの「おすそ分け」を頻繁いただいたりもします。都会の暮らしに比べると、食費はだいぶ安くなります。

【暮らしを楽しむ】

高柳では山菜採り、魚釣り、キノコ狩りなど季節に応じた自然の楽しみ方があります。高柳に暮らす自然の匠たちから、自然の恵みを満喫する実践活動を行います。

生業探し・生業づくり

 研修期間中、自分にあった稲作以外の生業の可能性を探求・経験できます。高柳では以下のような生業の可能性が考えられます(これ以外にも研修生の視点で新たな生業を探すこともできます)。研修生の希望に沿って、生業探し・生業づくり活動の内容、実践をサポートします。

【野菜づくり】

高柳地域では、小規模ながら品質の高いトマトやネギを栽培する高齢農家がいます。このような栽培技術を学び、将来的に受け継ぐことで新たな収入の確保につなげることも可能です。

【冬の除雪】

柏崎市内では、冬になると農業者が除雪作業に従事するケースはよく見られます。免許が必要な道路除雪(オペレーター)のほか、不定期になりますが個人宅の除雪を請け負うことも可能です。

【ものづくり・手仕事】

高柳にはつる細工、和紙(紙すき)などのものづくり・手仕事の業が今でも残っています。収入を得るようになるまでには時間が必要となりますが、このような地域のものづくり・手仕事の経験をすることもできます。

【他産業(兼業)】

高柳町内で雇用がある仕事としては、観光産業(ホテル・宿泊業等)、介護施設、スキー場(冬期)、日本庭園の手入れ(バイト)、食品加工(餅)などがあります。柏崎市内(片道30分)に行けばその仕事の幅は大きく広がります。

米づくりと他産業を組み合わせるのも一つの方法です。

【テレワーク等】

現在行っている仕事をそのまま持ち込んで、稲作と組み合わせて生計を立てることも可能です。

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